都築ゆかりさん
(愛知県出身イチゴ長生村)
令和4年9月就農

新規就農者

ニカラグアの青年海外協力隊派遣をはじめ農村開発関連で大使館やJICAなどでの海外勤務を経験した後、イチゴでの就農を希望して千葉県立農業大学校で学びました。
在学中に長生農業独立支援センターが実施したバスツアー参加をきっかけに長生地域での就農を決意して当センターを訪れ、一宮町の2軒の生産農家を紹介して貰い令和4年8月まで研修しました。
研修中に長生村に農地が確保でき、ハウスを建設し、令和4年9月から生産を始めました。

就農を希望した動機・きっかけ

青年海外協力隊やJICA本部で、途上国の農家や農村地域の開発支援を行ってきた中で、新規就農者として自分で農業経営を実践したくなったことと、60歳以降も健康的に長く働き、農村地域で暮らしたいと思ったのがきっかけでした。

就農地を選んだポイント

長生地域は首都圏から比較的近く、リモートワークの普及により、田舎暮らしを望むオフィスワーカーや新規就農者が移住しやすく、オリンピック会場となったサーフィンや観光の需要があり、地域ブランドが作りやすい環境にあると思い、魅力を感じました。

現在の経営内容・目指す経営

イチゴの生産(430坪)から開始し、直売とインターネットによる販売を行います。
経営が安定するまでの数年間は直売と市場出荷をメインとしながら、徐々に規模を拡大し観光農園の設備(駐車場、トイレ等)を整備します。
また、イチゴだけでなくブルーベリー等の加工品の製造、販売も視野に入れながら、自分の技術向上を図るとともに、将来的には、これまでに会得した4か国語を活用して国内外の研修生を受け入れた人材育成も行いたいと考えています。

研修で心掛けたこと、学んだこと

大面積を経営・管理する上で、作業をいかに効率的に進めるかの大切さを学びました。

就農時に苦労したこと

研修中の早いうちに農地の確保を目指しましたが、農地の貸付条件が難しく契約に1年以上かかったため、なかなか営農計画が進まず最も苦労しました。

就農に際して役立ったこと、
良かったこと

長生農業独立支援センターさんがサポートしてくれるので、行政と話がし易かったです。

就農支援制度の利用

農業大学校農業研修科で半年間と長生農業独立支援センターの実践研修で1年6か月間、農業次世代人材投資事業(準備型)を活用しました。

新規就農を志す後輩へのメッセージ

施設栽培での就農は初期投資額が大きいので、家を買うくらいの覚悟が必要です。 しっかり自分の人生では何をやりたいのかを考え、方向性を見失わないようにして就農して下さい。

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